2014年11月14日金曜日

女性消防団員活性化大会に参加しました


こんにちは、「やまとなでしこ」の れいこ です。
昨日11月14日に、千葉県浦安市舞浜で行われた「第20回 全国女性消防団員活性化 ちば大会」に参加してきました。私達東大和市消防団は、やまとなでしこより3名、そして団長以下30名あまりの男性団員での参加で、会場でもひときわ、男性消防団が多く参加した一団であったと思います。

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東大和市消防団は平成19年、東京北多摩地区で初めて女性団員を登用しました。当時、群馬県で行われたこの全国大会を視察した我々の団長が、登用を決めたと聞いています。
毎年開かれるこの大会は、全国の女性消防団員が一同に集い、情報交換し、交流することにより、活動をいっそう活性化しようというものです。全国にどのくらい女性消防団員がいるかといえば、およそ2万2千人ほど。全国の消防団員数が87万人ですので、その約2%です。まだまだ知名度の低い、珍しい存在だと思いますが、消防団員数自体が減少傾向にあるなかで、女性消防団数は伸びています(20年前は5千人程度)。
では、女性消防団員はどんな役割を担っているのか?「地域の安心・安全確保のための地域住民への啓発活動」「応急手当の指導」が全国で共通項となっていると思いますが、これまでの男性団員の活動をなぞるだけでなく、プラスαで、しなやかな発想ときめ細かい活動を展開していることに女性団員活動の面白さがあるのではないか、と思いました。

大会で紹介された活動事例のなかで、いくつかユニークなものがありました。
*災害クッキング(非常食を使った料理アイデア)の指導
*地域の方言を使った防災知識の普及番組の放送
*独居高齢者への訪問、見守り
*高齢者宅での「救急医療情報カプセル」(持病、服用薬、緊急連絡先を明記したもの)の設置 などなど
やはりここでも地域の「高齢化」がキーワードになっていました。社会福祉協議会と連携した独居高齢者への平常時からの対応などは、「地域の安全活動」をより新しい広い目線で捉えたものに思えました。

会場で全国の女性団員の皆様に会って思ったことは、やはりもっと若い女性団員を増やさなければ!ということ。若い人からベテランまでがバランスよくいてこそ、良い知恵が生まれそうです。
それから、この大会は全国から集う「祭典」だから仕方ないようにも思いますが、やや内容に乏しい点が残念でした。活動事例発表にしても、よりユニークな参考となる活動を厳選して紹介するとか、「女性団員確保や長く活動していくための工夫」、「単なるお飾りにならずに女性団員ならではの役割をどう求めるか」などの皆さんがおそらく共通して抱える課題について、意見交換をシンポジウム形式でやってみるとか…。せっかく多くの女性団員が集まる年に1度の機会なので、多くの声が聞こえるような内容に改善の余地ありでは、とも思いました。
ともあれ、全国の仲間が集まるというのはとても意義のあることですね。

さて、現在、「やまとなでしこ」も新しい仲間を募集中です。「私にもできるかしら」と興味をもったあなた。ぜひ一緒に活動しませんか?
まずは、市役所防災安全課消防係へご連絡下さい。