2019年4月1日月曜日

消防団意見発表会に参加しました

 3月10日日曜日、渋谷区にある東京消防庁消防学校で行われた「第33回消防団員意見発表会」に参加してきました。星野団長、並木副団長、武藤第4分団長、比留間第6分団長そして「やまとなでしこ」2名での参加となりました。


 「消防団員意見発表会」は、東京都内12支部の消防団から選ばれた発表者が、日々の消防団活動や地域への熱い思いや提言を、1人5分の持ち時間で聴衆に訴えかけます。それぞれの講演を通じて、「今求められる消防団員像」や「消防団活動にはこんな可能性がある」ということを、広い視野から自由に考える機会となります。




 12人の発表者は、若手からベテランまで様々。うち4人は女性団員です。印象に残った講演を少しご紹介します。
・金町消防団の中口ナビンさんは、ネパール出身。来日20年で5年前に帰化。5カ国語を操る国際派でもある。消防団活動を通して日本の「規律、礼儀、ネットワーク、人情」に触れ、地域とのつながりを得たと言う。地元である葛飾柴又には多くの外国人観光客が訪れる。今後は、日本語がわからない外国人が災害に遭遇した時の対応に、様々なツールを使って取り組んでいきたいと意気込む。


  日野市消防団の馬場裕真さんは、農家として、畑の災害時の避難場所としての役割・価値に注目し、畑を活用した防災訓練に取り組む。畑には、雨風をしのげるビニールハウスがあり、野菜や水がある。災害時に、街中に点在する「畑に避難する」という新しい提案を模索している。


 もっとも評価の高かった発表者は、赤羽消防団の東海林さくらさんという20代の若い女性団員でした!小学生の頃から消防少年団を経験し、大学進学と同時に迷うことなく消防団に入ったという彼女。消防少年団など地域の災害ボランティアと消防団が、相互にもっと活動を知る必要性を訴えました。それにより、地域の災害防災活動がより充実して行くと。


 皆さんの発表から、柔らかい発想で消防団活動を捉え直していく大切さを感じました。
 やまとなでしこのれいこでした。