こんにちは、「やまとなでしこ」の、れいこです。
先日、7月6日日曜日、市立第二小学校の校庭で、消防団全団員による総合訓練が行われました。大規模な震災を想定した訓練です。
午前9時、震度6の地震が発生したという想定が、無線を使って市内7箇所の分団に連絡されます。そこから随時、各分団から、集まった分団員の数、周辺の被害状況などが、市役所内に設置されたと想定された本部に刻々と連絡されてきます。建物の倒壊、火災の発生、けが人や要救護者の情報が本部に一気に流れ込みます。本部は、被害の大きさや、各分団の人員や対応能力を勘案しながら、全体の動きを指示していきます。
私は本部で、その入ってくる情報・出される情報を時系列にボードに書き留めていくという役割を与えられました。本部が、さまざまな判断していくために「一目瞭然」の情報整理のための作業です。しかし、この大役初挑戦の私は、まったく的確な板書ができないありさまでした。
そこで団長の一喝。「実際の時には、これを何人でやるかもわからないのだから、もっと臨機応変に動け」まったくそのとおりです。いい歳をして、背中に冷たい汗が流れます。
おそらく、実際の災害の際には、もっと少ない人数で、用意しておいたツールも使えないかも知れず、もっと多くの情報が入り乱れる…。それでも、重要な情報を整理し、的確な動きを全体でしなければいけない訳です。
東日本大震災や、最近頻発する集中豪雨などによって、予想もしない事態が起こることへの危機感が、これまでになく高まっている気がします。それは、消防団員のみならず、市民一人一人の間にもです。普通の市民である私が消防団に入ったのも、そんな漠然とした危機感もあったなあと、今回の冷や汗の訓練で思い出しました。
訓練はその後、チェーンソーを使っての倒壊家屋からのけが人の救出などが行われました。機材を使ってみなければわからないこと、動いてみないとわからないことがたくさんあるのだなと、ベテラン団員の機敏で的確な動きを見て、今回改めて思った次第です。
市民の皆さんもぜひ、機会を捉えて、災害訓練に参加してみてくださいね。