こんにちは、「やまとなでしこ」のれいこです。
東京も梅雨に入り連日の雨ですが、6月8日、日曜日、東大和市消防団では水防訓練を実施しました。
本来は、市主催の水防訓練が予定されていたのですが、大雨警報の発令にともない中止となり、消防団単独で市内の安全確認とともに、訓練を実施したものです。
五月雨の降りしきる中、実感を持って訓練を行うことができた気がします。
まずは朝9時過ぎより無線訓練。
大雨による災害を想定し、市役所に消防団災害対策本部を設置し、市内各所の各分団と無線を使っての情報収集、活動下命を行います。内容としては、各分団の人員情報、河川の水位、災害の情報を集約していきます。刻々と入ってくる情報を正確に把握し、本部のボードに書き連ねていきます。実際の災害の際には、この情報整理は混乱しつつも、正確さが求められるものと想像します。ここをいかにスムーズにするか、工夫と改善を加えつつ訓練を行っていることを、今回初めて無線訓練に参加した私は実感しました。
その後、市役所駐車場で、土嚢の作製、積み土嚢工法を実施しました。雨の中での活動となり、とても臨場感がありました。少々肌寒いように感じていましたが、雨合羽を着て作業をしていると汗が滴り落ちます。
浸水や河川の越水を防止する「積み土嚢工法」では、いかに強固なものに積んでいくかということをポイントに、北多摩西部消防署の皆さんに指導を受けながら、実施しました。こういう技術は、想定外の豪雨が多くなったきた昨今、広く皆さんが知りたい技術なのでないかと思いました。
消防署というプロフェッショナルと市民の間にいる私たち消防団の役割・情報伝達の大切
さを感じた次第です。
午後からは、女性消防団員「やまとなでしこ」の訓練で、救命救急の指導の方法のブラッシュアップが行われました。
限られた講習時間のなかで、いかに効率的に、しかも分かりやすい語り口で市民の皆さんに救命救急の要点をお話しするか。ここに心を砕いて訓練が行われています。
ベテラン団員の方々のこの切磋琢磨ぶりに、新人の私は感激するものがあります。この熱意が一人でも多くの市民の方に伝わりますように、そして私もいつか良い説明ができるようになりたいと、強く思った訓練でした。
ところで、先日の四日に渡る大雨は、平年の六月、一ヶ月分をはるかにこえる降水量となっています。ここ数日も大気の状態は不安定のようですので、気象情報には十分ご注意ください。